3/6 海外のむかしばなし「はしれ!カボチャ」「ヘンゼルとグレーテル」
べヒシュタイン「ヘンゼルとグレーテル」福武書店
カボチャから網タイツが生えている!? 読むしかない!と借りてきました。ポルトガルのむかしばなしだそうですが、知りませんでした。30ページありますが、繰り返しがあるので読みやすいです。
前半をみてお話の流れがよめてしまいますが、絵にひきこまれくり返し読みました。
「ヘンゼルとグレーテル」はグリム童話だと思っていましたが、これはべヒシュタイン童話です。どういうことかなと思い少し調べてみたところ、グリムと同時期にドイツで童話・伝説を収集して発表した作家でした。当時は大衆化を目指したべヒシュタインは当時グリムよりも人気があったそうですが、その後の学者たちは「教育的ではない」ことからあまり取り上げられなくなったそうです。こちらの絵本は貧しさから子供たちを森に捨てる設定になっていますが、その部分が詳細に描かれ夫婦が夜中こっそり捨てる相談をしているところからゾッときます。ヘンゼルとグレーテルいろいろ読み比べてみようと思います。