2/3 「はははのはなし」「だれかしら」
多田ヒロシ 「どうぶつあれあれえほん だれかしら」 文化出版局
「はははのはなし」は花子が3才になる位から時々読んでいます。この本は私の持ち物です。30年近く経って再び現役に帰り咲いています。初出は1970年です。今は何版になっているのでしょうか。この本の魅力は眺めただけで虫歯になるのが嫌だ!と思えることでしょうか。顔は青ざめ、げっそりし、おまけに病院を思わせる白いベッドで寝込んでいます。絶対こんな風になりたくないって思えます。そこそこの字数があって2~4才児には理解が難しいところもありますが、文章を全部読まなくても全然OK。花子の場合、絵を眺めながら「歯を磨いたらこんな元気でいられるんだね」「こんなものを食べたら虫歯になるんだね、」数を数えることに興味が出てきたら最後のページの「はははははははははははははははははははは」を数えてみたり一息で読みあげる遊びをしたりしています。
「どうぶつあれあれえほん だれかしら」も初出は70年代です。タイトル通りドアの向こうにいる動物を窓から一部見えていることをヒントに当てていく繰り返しの絵本です。ただ一カ所だけ窓から何もみえないというページがあるので所見であれば小さな子でなくとも楽しめそう。